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新建築~国立西洋美術館~

:: Posted at 2006-0111 23:25 | 建築 | TrackBack(0) | Comment(0) | URL | TOP | EDIT
西洋美術館ニュース


スケッチ


表紙
傾いた壁(もちろん写真を曲げてあるだけだが、建築雑誌がこんなことするか・・・?)、頭を抱える人、それが当時の建築関係者の感想かも知れない!
DETAIL



[書籍][建築]国立西洋美術館
またまた古い「新建築」の話。特に1950年代の「新建築」は面白い。今日は、日本国内唯一のル・コルビュジェの作品「国立西洋美術館」。1956年10月号の「しんけんちく・にゆーす」(ママ)に計画案の記事がある。模型写真とスケッチが添えられているが、スケッチがコルビュジェらしくて面白い。不勉強で知らなかったが、美術館・展示場・実験劇場の三つの建築物から出来上がっている。かなり長くなるが、記事を引用しておく。

ル・コルビュジェによる松方美術館 原案完成
フランスより返還される松方コレクションのための美術館の設計はル・コルビュジェによってすすめられていたが、このほどその原案が完成し、設計図と模型写真がおくられてきた。
日本側では、コルビュジェの弟子である前川国男・坂倉準三・吉阪隆正の3氏をまじえてこの案を検討し、その結果をル・コルビュジェにつたえ、実施案の設計がすすめられることになろう。
コルビュジェの計画案は、写真で見られるように、美術館・展示場・実験劇場の3建築からなっており、美術館はコルビュジェが1939年に提案した螺旋形の美術館と同じアイデアのもので、最近インドに完成したものと同じタイプのものとみられる。ピロティー入口となっており、室内は3つの部分にわかれ、松方コレクションを展示する部分、館が主催する臨時展示場および外部の団体によって行われる展覧会場がそれである。
変わった屋根のついた展示場は、コルビュジェがPorte Mailbt に建てたものと、同種のものであり、3芸術――建築・絵画・彫刻の総合展示場であって、コルビュジェによればこれは単なる展示場であるだけでなく、3芸術を総合した新しい提案をここでつくり上げることが期待されると同時に、世界各地に、これと同じものをつくり、その一ヶ所で提案され、または展示されたものを、国際巡回展として利用できるように考えられていたものである。
実験劇場に対して、この設計者は、日本にきたとき日本の演劇のすばらしさを激賛し、そのような日本にぜひ建てなくてはならぬものであると強調している。

この計画案が現在の国立西洋美術館の配置とどのような関係になっているのか、あるいは何故美術館のみしか実現しなかったのか?
スケッチの形を見ると、展示場の側が文化会館に面する方角で、美術館がそのままの向きで展示場の方に移動したか?スケッチの美術館の場所に前川國男による増築が行われた?実験劇場のある場所には公園管理事務所が建っている?まあよくわからないが、そんな気がする・・・。
3つの建物による構成は単にコルビュジェが頭の中で考えたものか?これが実現していればかなり面白いものになっていたのではないだろうか。
美術館の完成によせたコルビュジェの文書が「新建築」1959年7月号に載っている。

・・・今度完成した美術館は綜合計画の一部と考えており、もう一つの建物をつけ加えることによって完全なものとなるはずです。その建物は野外劇場と電子の時代にふさわしい劇のできる実験劇場にあてるはずのものです。     ル・コルビュジェ

出来上がった建物はコルビュジェの意図したようなものにはならなかったようだ。確かに「綺麗」に出来すぎている。「ブルータリズム」の旗手としてのコルビュジェ建築は当然?もっともっと荒々しくなければならないのだろう。どう見てもコルビュジェの建物には見えない。完成時の「新建築」(1959年7月号)の表紙は象徴的と言えるのかもしれない。建物の壁は傾き前景の彫刻(カレーの市民)は頭を抱えている(チョッとやり過ぎ!)。
この号の記事には前掲のコルビュジェのコメント・坂倉準三の説明・コルビュジェの仕様書の抜粋・坂倉準三事務所の藤木忠善氏の4頁にわたる「国立西洋美術館におけるモデュロール」と言った面白い内容になっている、もちろん写真もそれなりに載っている。
まあ、いろいろあったにせよ国は免震改修をほどこして保存を行っているので、これからもこの建物を楽しむことができる。この改修は1998年に行われており、地下の免震工事を見学させてもらったが狭い工事現場でかなりの難工事だったと思う。免震レトロフィット・ガイドブック http://www.scn-net.ne.jp/~jsca/retro.htm 
キキのHP に西洋美術館を見た記録があるのでチョッと紹介(内容は素人の域を出ない感じだが・・・) http://kiki.vis.ne.jp/architecture/03/nmwa.html


吉田鉄郎訃報
コルビュジェの記事の前にあった吉田鉄郎の訃報記事。享年62歳(1956年9月8日)、今にしてみればまだ若い、そして当時の評価は高かったのだろう。近代建築と同じく近代の建築家は「不当に」評価が低い気がするが・・・。

[Days] momo-house、 Kawasaki-housing
■午前中から、momo-houseのプランをCADで作成。まずはこうしたいと思う案を作る、まあ、引き算の設計になるが、心が踊るような案からスタートすれば思い残すところは無い。もちろんまったく意味なく「飛んで」しまっているものは作らない、思わずクライアントが「そんな家が欲しい」と呟いてしまいそうな、そんな魅力的なものから!
■午後遅めにkawasaki-housingの人から電話、4時近くに資料を取りにやってくる。これはもう「ボランティア」のようなもの・・・。
■知人から実施設計の協力依頼があった。いつも心配してくれている方で、できる限り協力する方針。

C5000
更新日
2006-0111
カテゴリ
建築
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